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2025.11.27

「自社のポジショニングを把握してアクションプランを作ろう」尾道支部経営労働委員会・女性部会

開催日時:
2025/10/23(木)
会場:
尾道帆布
人数:
8名
報告者:
講師:日本クレアス税理士法人 福山本部池永経営 鉄本 一生 氏
文責者:
(特非)工房おのみち帆布 島田 美鈴

最近、銀行の融資、借入が厳しくなっている。以前は利益プランを提出することでよかったが、最近はアクションプランを提出してくださいと言われるようになった。
アクションプランとは、目標を達成するための具体的な「行動計画」の事です。例えば、売り上げを上げるため、○〇に営業に行くなどの行動を明確にする。計画を立てる事だけではなく、実際に行動したか、その後どうなったかなどを見て、次の融資をするかどうかを見定めるという事で、アクションプランの提出の必要性を知りました。
このアクションプランを作りましょうと言ってもすぐには難しい、そのためにSWOT分析をするとよい。

さらにSWOT分析の前に3C分析をするとさらにわかりやすいという事でまず3C分析から始めました。
この3C分析は今まで聞いたことのない言葉でした。勉強会に参加されている方も、知らない方がほとんどでした。
3Cの三つのCは
①市場・顧客(Customer)、②競合(Competitor)、③自社(Company)

まず各自で市場を考えていきました。皆さんそれぞれ職種が違い、市場もそれぞれです。企業が決まっているところもあれば、顧客の年齢や性別、全国なのか、近隣の地域、尾道に特化するのかなど、ターゲットを決めれば取引の仕方、売り方が決まってくる。競合を考えることで競合にはない付加価値をつけるなど考えるようになる。
そこから自社を考えるときにSWOT分析を考えていきました。なかなか埋めていく事ができないときには、思いついた言葉を書いていき、表に当てはめていくとよいそうです。

私は強み弱み、脅威は書き入れることができましたが、機会のところが難しくなかなか書くことができませんでした。
鉄本先生の言葉で心に響いたのは、よく福山にベーグル店がないから新しい店を出したいと相談を受ける。やめた方が良いとアドバイスをしている。出してもなかなかうまくいかないという事があり、競合店がいない=ブルーオーシャンと思われがちだが、裏を返せば過去に同じような業種が定着できなかった土地柄、需要が思うほどなく、マーケットが成立しなかったことが考えられる。尾道の様にラーメン屋が良い例。競合がたくさんあってもマーケットとして成立する。という言葉でした。

後編はこの学びをふまえてアクションプランの作り方を勉強します。が、前篇に出ていなくても鉄本先生がわかりやすく教えてくださるそうなので融資に役立つアクションプランについて学んでみましょう。