「思考の『筋力トレーニング』」呉支部青年部会

10月の例会は、普段とは異なるスタイルで開催されました。今回は、参加者全員がチームに分かれてディベート対決を行いました。テーマに対して賛成・反対の立場をとり、論理的に意見を交わすことで、経営者としての思考力や判断力を磨くことが目的です。
ディベートのテーマは、同友会活動に関わる４つの問い、①会社にビジョンは必要か？②グループ討論はありか？③幽霊会員はありか？④同友会活動の学びが自社で必要か？

それぞれのテーマについて、３人チームで20分間の討論を行いました。さらに今回は、ちょっとユニークなルールも導入しました。「シャラップカード（１分間発言停止）」や「助っ人カード（会場から１人をチームに加える）」など、臨機応変な対応力が試される場面もあり、会場は大いに盛り上がりました。
討論では、反対派の意見に賛成派が応答する場面が多く、普段は肯定的に捉えていることをあえて否定的な視点から考えることで、新たな気づきが生まれていました。特に最後のテーマでは、人数的に不利な反対派が「運動」と「活動」の違いに着目し、鋭い論点で議論をリードする展開に。
人とは、日常的に自分が肯定するものに対して否定的には考えない、考えにくいという事が表れたのではないかと思います。
ただし、今回のように賛成、反対の立場で改めて討論することで賛成側も反対側も新たな視点観点で思考することができたのではないでしょうか。
経営者とは、話す、伝える能力も大切ですが同時に相手の意見を聞き理解する事も必要だなと改めて感じることのできた例会だったと思います。