「経営の悩み、プロに聞く～明日から使える実践アドバイス～」福山支部K地区会

国内外の企業の経営サポートを行っている棚田氏を講師として、事業計画書を制作する際のポイントやマーケティングのレクチャーを受けた。事業計画の必要性、定性的な情報（言葉、印象、感覚）と定量的な情報（数値、データ、割合）の違い、商圏分析をする上で大変便利なe-Statという地図上の指定した範囲に人工や競合を表示できるソフトの紹介、中小零細においてのSWOT分析の考え方、ファネルマーケティングについて分かりやすい講義が進んでいった。

グループ討論においては『売り上げ目標に対する根拠』について話し合った。固定費や、売上げ目標から逆算して計画を立てている、単価アップの為の技術向上に向けて行動に起こしている、事業計画に沿って行動した事でリピート率向上など参加者の各々が真摯に経営に向き合っている姿を見る事が出来た。　　
オブザーバーの方においては介護の現場では国が金額を決めている、仕事はあるが人がいないなど厳しい面のある業種であるが福山No1の事業所になると力強い発言をしてくれたり、今までこのような場に参加する事がなかったがお店の移転を考えている中、大変良い学びになったと喜んでいただけた。

私自身、同友会に入会して経営指針を作る過程においても今例会のテーマは幾度となく学び考える機会を得ていたが、日々の業務に追われる中、深堀して考える時間を取らなくなっていた事を反省したと共にマーケティングを学ぶ事の面白さを再認識させてもらった例会となった。
同地区はプレイヤーとして奔走している経営者がほとんどであり、計画を立てても実行できない人が多いという相談もあった。

私もその一人となりますが同地区には棚田氏を含め中小企業診断士も在籍しています。気軽に相談できるチャンスが沢山あります。せっかく同友会に入っているのだから職場を一歩でてまずは小組会をしっかり活用していく事で計画の見直しや実行していく事を考えるきっかけになるのではと思いました。
余談となりますがこの度は例会開始直前に予期せぬ会場トラブルがありましたが新しい会場を見つけ移動し、30分後には順調に例会開始できました。
臨機応変な迅速な対応力、やるなＫ地区となりました。報告（講師）を担当してくださった棚田さん、ありがとうございました。また運営担当グループの皆さんお疲れ様でした。