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2025.11.28

「信頼される人になる~ここで変わらなきゃ変わらない~」福山支部青年部会

開催日時:
2025/10/06(月)
会場:
県民文化センターふくやま
人数:
68名
報告者:
(株)POST 代表取締役 山中 友貴 氏
文責者:
青年部:フィルムポケット 笹田 良平、突撃:夢工房 楽和 淺田 英史

山中氏による体験報告は、私自身も日頃から直面している課題について深く考えさせられるものでした。山中氏の事業であるノーコード技術を用いたシステム開発は、効率よく、顧客に最適なシステムを導入できるという優位性が明確であり、地方におけるDX推進の担い手として期待されていることがわかりました。創業からほぼ毎年売上が倍増し、黒字化を達成した山中氏。しかし、利益を追って新規開拓に傾倒しすぎた結果、創業期を支えてくださった既存顧客への対応がおろそかになったという赤裸々な告白は、胸を打ちました。納期遅延や進捗報告不足といった具体的な失敗を包み隠さず語られた自己開示の姿勢・勇気は、まさに同友会活動の真骨頂だと感じました。

青年部小組会での活動を通じて、「八方美人」や「先延ばし癖」といった自身の行動パターンを明確に分析し、小組メンバーからの「お客様にしっかり向き合った方がいい」という本質的な助言によって、変革の方向性が定まり、自分の内面を整えるだけでなく、「お客様との信頼関係」こそがすべての根幹であると気づいた山中氏。その気づきから新たな経営理念、行動指針を作成し、行動を続けている事は、信頼を回復し、成長する為の強固な土台となる可能性を感じさせました。

グループ討論では、他人の改善点は指摘しやすいが、自分自身に矢印を向ける事は難しいという観点から、自社・自分に目を向け「自己変革」出来ているかを話し合いました。山中氏の本気本音の発表により、参加者も自分に対して本気本音で考える貴重な時間となりました。私自身、この経験を今後に活かしたいと思います。

突撃!部会訪問 青年部例会「信頼される人になる」

初めて参加した青年部例会。まず、その人の多さに驚かされました。
支部例会並みの参加者で、遠く広島・東広島・三原より参加される会員もおられ、三つの目的唱和の後、青年部独自のスローガンの唱和。引き締まった雰囲気の中、例会はスタートしました。
早山青年部会長の第三子誕生を、青年部全員の喜びとして祝うなど、心温まるシーンもあり、本題の山中氏の報告へと進んでいきました。

若き経営者にありがちなイケイケの経営体質から数多くの困難に直面し、どうしたらよいか真剣に悩みを仲間に打ち明け、良き先輩の心温かいサポートにも助けられ、また、お客様の寛大な心にも救われ、ピンチを脱出して現在に至る。
そこには、共育で育った若き社員の存在もあり、公の場でその労をねぎらい、感謝の意を伝え、社長としての決意も新たに、今後に期待の持てる報告でした。

同友会の学びの場は、地区例会を始めとし、部会・委員会・支部・県・全国行事…等、自身の経営課題を解決するヒントが隠されたステージがいくつもあります。自社の存在価値をより高め、ステップアップしていけるよう学びの輪を広げていきましょう。
そういった会員への情報発信のお手伝いをしている福山支部報『BATPOST』。会員にとって有益で、経営に活かせる情報発信を目指し、広報委員長を中心に広報活動を行っている広報委員会に、今後とも、ご支援・ご協力いただけることを切に願います。
最後に、この度の異例な合流を快くお受けいただいた青年部のみなさまに、心より敬意を表し、感謝申し上げます。ありがとうございました。