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2025.11.28

経営フォーラム2025 「人を生かす経営の総合実戦で地域と共に変化に挑む!」に参加して

去る10月7日、広島同友会の創立52周年記念行事に位置づけられた、経営フォーラム2025が開催されました。記念講演は405名、分科会は合計426名が参加しました。
青年部担当の第1分科会では、ペアコム㈱梨木彩加氏(P地区)が報告しました。
BATPOST11月号では、2つの分科会の感想を紹介します。なお、基調講演・分科会の要旨は「同友ひろしま」12月号で特集します。

第1分科会 「だから私は動き続け~私と会社を変えた同友会活動」

■報告者:ペアコム(株) 代表取締役 梨木 彩加 氏

動き続ける理由を問い直す梨木さんの成長と分科会で得た学び

経営フォーラム第1分科会は『だから私は動き続ける~私と会社を変えた同友会活動~』というタイトルでペアコムの梨木さんによる報告を行いました。
梨木さんは、経営者としての漠然とした不安から社員の顔色をうかがっていた時期を経て、青年部活動などを通じて自らを見つめ直し、「社員のために行動する」ことを原動力に大きく変化されました。報告づくりの中で幹部社員の方とも面談を行いましたが、その姿勢は、現在の社員の皆様との信頼関係や会社の成長にもつながっていることを実感しました。また、今回わたしは座長として関わらせていただきましたが、報告づくりを進める中で印象的だったのは、「自信を持つことの大切さ」という気づきです。

梨木さんは多くの行動と成果を積み重ねながらも、自分に自信が持てず「自分が発表者でいいのか」と悩まれていました。しかし、仲間からのフィードバックを真摯に受け止める中で次第に自信を深め、最後には「もっと多くの人に伝えたい」と前向きな姿勢に変化していった姿はとても印象的で、自分も会社で自信を持ってふるまえているか振り返るきっかけになりました。
また、当分科会では、経営者としての使命や存在意義を改めて問い直し、同友会活動を自社の発展へどう生かしていくかをテーマに討論を行いました。参加者の皆さんそれぞれに、明日からの実践につながる気づきや学びがあったのであれば幸いです。
改めまして、当分科会に参加された皆様、分科会運営に関わっていただいた皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
記:社会保険労務士法人テトラ 柳井 一輝

第3分科会 「指針書が示す新時代への挑戦~未来をデザインする成功の道」

■報告者:(株)西川組 代表取締役 髙重 直文 氏、(株)ベルエール 取締役 金口 志織 氏

二人の実践から感じた、指針書が生む一体感と成長

「指針書が示す新時代への挑戦」をテーマとした当分科会では、髙重氏(西川組)と金口氏(ベルエール)が登壇。経営指針書を通じて社員とビジョンを共有し、組織を一体化させる取り組みが紹介されました。両氏の実践からは、指針書が単なる経営計画ではなく、社員の主体性を引き出す「共育」のツールであることが伝わりました。グループ討論では、自社に合った形での活用や社員巻き込みの工夫など、前向きな意見交換が交わされ、多くの学びと共感が広がりました。
記:(株)マザーアンドチルドレン 安田 剛