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2025.11.28

呉市で条例実践シンポジウムを開催「DXで未来を切り拓く」呉支部臨時支部例会

開催日時:
2025/10/10(金)
会場:
広まちづくりセンター
報告者:
講師:(株)ミジンコ 代表取締役 友村 晋 氏、シンワ(株) 代表取締役 太原 真弘 氏、呉信用金庫地域貢献部長 服部 亨祐 氏
文責者:
事務局 木下

10月10日、広まちづくりセンターにて「呉市中小企業・小規模企業振興基本条例(以下、条例)実践シンポジウム」が、呉市主催・中小企業家同友会呉支部共催で開催されました。
このシンポジウムは、条例の実践を通じて中小企業・小規模企業の振興の重要性を共有し、関係機関や市民の理解を深めることを目的としています。
第1部の基調講演では、「呉市における企業DXの推進」をテーマに、(株)ミジンコ 代表取締役の友村晋氏が登壇。AI(人口知能)やロボット技術の進展、エストニアのデジタル行政の事例を交えながら、日本におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)の遅れと、それに対する危機感を語りました。
「DXの遅れは、売上減少や人材流出、さらには行政支援の縮小にもつながる。だからこそ危機感を持ち、積極的に取り組むことが大切」というお話が印象的でした。

続く第2部のクロストークでは、友村氏に加え、同友会広島西支部長でシンワ(株) 代表取締役の太原真弘氏、呉信用金庫地域貢献部長の服部亨祐氏が登壇。
太原氏は、社員のITパスポート取得やRPA(業務自動化ツール)導入など、DXとリスキリング(学び直し)を進める自社の取組を紹介しました。

そのうえで「DX推進には危機感と外部の伴走支援が不可欠。社員の創造性や人間性を大切にしながら、小さくても一歩を踏み出すことが重要」と語りました。
さらに、「DXやリスキリングは、ただ技術を導入することが目的ではなく、人間の創造力や感情を大切にし、未来の社会や働き方の姿を思い描きながら進めていくことが大切」というお話もありました。
変化の波をチャンスと捉え、学びと創造を継続していくことの大切さを改めて実感するシンポジウムとなりました。