広島中支部ベストプロ「家系図に宿る『人の物語』を未来へ~(有)シーピーシーの挑戦」
- 開催日時:
- 2025/12/20(土)
- 報告者:
- (有)シーピーシー 原田 田鶴子 氏、後 隆志 氏
- 文責者:
- (株)アームス 本田 真輝子

群書類従、続群書類従、続々群書類従、寛政重修諸家譜、系図纂要、姓氏家系大辞典…日本の歴史を支えてきた膨大な古文献。その一冊一冊を丹念に読み解き、家の物語を現代に蘇らせる人々がいます。家系図制作を専門とする(有)シーピーシーは、家系を線でつなぐだけではなく、「家族の物語を未来へ届ける」ことを使命とするデザイン会社。
先代社長は、全国の図書館や資料館、地域にしかない研究書を求めて、ハイエースで日本を巡り歩まれました。古い文献に触れ、地元に眠る史料を掘り起こし、ご先祖様に繋がる手掛かりを探す。
その姿勢は、まるで歴史を旅する探究者。現在はその思いを夫人である現社長が受け継ぎ、ひとり、全国へ足を運びながら家系図制作を続けていらっしゃいます。
先日も、ハイエースで新潟へ。札幌からのご依頼では、一度飛行機で行かれてご親族が函館にいらっしゃる事が判り青森まで陸路で、そこからフェリーで向かわれる予定。そして、この現社長を支えているのが、取締役の後さん。後さんは会社の理念である「誠実・探究・感謝」を体現する人物で、特に社内での調査整理、資料管理、制作進行を共に担い、現社長が外に出て調査できる環境をつくっている“縁の下の力持ち”。歴史資料に触れる目は鋭く、細部の矛盾や史料間の違いを丁寧に比較しながら、確かな裏付けをもった家系図制作を支えている。スタッフはじめ前社長と二人三脚で歩んできた年月が、現在の会社の信頼につながっていると言っても過言ではない。
同社の家系図づくりは、単なる家系の整理ではなく、「記憶の再構築」である。依頼者の家に伝わる話を丁寧に聞き取り、古文書や地域史と照らし合わせながら、一つの“家の物語”としてまとめ上げていく。それはまるで、今と昔を一本の糸でつなぐ作業。こうして完成した家系図は、ご家族の物語を可視化し、大切に未来へとつなぐための“家宝”となっています。
現社長は、ひとつの目標を持っていらっしゃいます。 それは、先代の意思を受け継ぎ、日本一の家系図と日本一の家系図制作会社に育て上げること。家系図制作は知識や技術だけでなく、「人の人生に寄り添う心」が求められる仕事。その目標に向かって社員一丸となって前に進められています。
家族の軌跡を未来へと紡ぐために ── それが、デザイン会社(有)シーピーシーが制作する家系図絵巻で大切にしている物語です。
