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2026.02.20

「GO WEST 新しいことへのチャンレンジ 未開の地へ」横地医療器 の巻

文責者:
アイエーアイ(株) 藤本 勝己、撮影:photo studio Ray 横井 直貴

会社名:横地医療器株式会社
代表取締役:川﨑 久恵
創業:1948年4月、設立1969年4月
URL:https://www.instagram.com/yokochiiryoki/

【会社概要】

横地医療器は、1948年4月創業の医療機器販売会社です。医療機関向けの医療機器を中心に、病院で使用される備品や消耗品まで幅広く取り扱っておられます。広島県内の医療機関のほか、警察や消防などの公的機関とも長年取引を続けてこられ、地域医療と衛生環境を支えてこられました。社員数はパートを含めて7名です。

【主力業務:人工関節などインプラント対応】

主力業務の一つが、人工関節など体内に埋め込むインプラント関連の医療機器対応です。手術に必要な機器やインプラントは種類やサイズが多く、直前まで内容が確定しないことも少なくないそうです。急な手術やキャンセルにも対応する必要があり、在庫管理や段取りには高い経験と判断力が求められる現場であると話されていました。

【代表就任までの歩み】

川﨑さんは大学卒業後、IT企業で自治体の住民情報や検診システムなどを扱うSEとして、設計から開発まで携わっておられました。結婚を機に専業主婦となり、子育て期は家庭を支えてこられたようです。
その後、叔父が経営する横地医療器にパートとして雑務から関りを始められ、
子どもの成長とともに役割を広げていく流れの中で3年前から社員として本格的に業務へ携わるようになり、昨年9月に代表取締役へ就任されました。

【医療業界を取り巻く変化】

近年は病院経営の厳しさが増し、以前のように医療機器が安定して売れる時代ではなくなっていると感じておられます。代替わりによる取引先の見直しや、個人医院の廃業なども増え、売上の不安定さを実感される場面も多いそうです。そうした状況の中で、既存事業を守りつつ、新たな事業の柱づくりが必要だと考えておられました。

【新たな挑戦:予防医療の視点】

川﨑さんが今後力を入れたいと語られていたのが、病院にかかる前の段階を支える「予防医療」の分野です。血流を可視化できる機器を用い、毛細血管の状態を目で見て理解してもらうことで、生活習慣改善への気づきを促す取り組みを始めておられます。温活サロンなどへの商材提案も行い、「なぜ必要なのか」を丁寧に伝えることを大切にされていました。

【生活に根ざした健康提案】

医療機器として認定されている電解水素水の整水器も取り扱っておられます。社内では福利厚生として導入され、日常的な体調管理や食生活の改善に役立てておられるそうです。健康への投資が後回しになりがちな人に対し、身近な入り口をつくりたいという思いを語られていました。

【現場と経営を両立する難しさ】

インプラント対応は機材も多く、準備・搬入・回収まで体力と時間を要する業務です。現在は主に男性社員が担当しておられますが、万一に備え、川﨑さんご自身も現場を学び続けておられる段階だそうです。経営者でありながらプレイヤーでもある中小企業ならではの難しさを実感されていました。

【支えとなった出会い】

健康美容分野に踏み出す背景には、商材を扱う企業の社長との出会いがあったと話されました。物を売ることよりも、人としての在り方や内面的成長を重視する経営姿勢に触れ、経営を学ぶ大きなきっかけになったそうです。人との縁が、現在の取り組みにつながっていると語られていました。

【同友会入会のきっかけ】

同友会への入会は2023年12月です。経営を学ばないまま代表を担う立場となり、外部とのつながりが不可欠だと感じられたことがきっかけでした。同友会入会後すぐに、経営基礎講座、経営指針塾へ参加され、学びを自社にどう生かすかを常に考えておられます。女性部では、同じ立場の仲間と共感し合えることが大きな支えになっていると話されていました。

【今後の展望】

幟町にある土地に、将来的には自社ビルを建設したいという構想も描いておられます。医療機器販売業を軸に、健康・美容、整体リラクゼーションを通じて健康の本質を伝えていく。
物を売るだけではなく、正しい情報提供、セミナーや施術会、人が集い、整い、元気になる拠点として、健康が自然に循環する会社を目指しておられます。「夢を大きく持ちながら、日々の積み重ねを大切にしたい」と、穏やかな口調で語られていたのが印象的でした。