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2026.02.20

幹部社員研修「経営者と幹部社員が共に学ぶ 経営の軸を確立する4か月の軌跡」呉支部・東広島支部求人社員教育委員会

開催日時:
2025/10/18(土)~2026/01/15(木)
会場:
ビューポートくれ&Zoom
人数:
研修生17名、経営者15名
報告者:
(有)第一コンサルティング・オブ・ビジネス 丸山 博 氏、(有)寿木工 住岡 和美 氏、(株)デイ・リンク 川口 康之 氏、(株)マルコシ 木原 淳 氏
文責者:
事務局 木下

呉支部・東広島支部合同で社員教育委員会が主催する「幹部社員研修2025」が佳境を迎えています。
10月から始まった全5講のプログラムのうち、第4講までが終了しました。「経営者と一体となって主体的に経営指針を実践する幹部の育成」を掲げた本研修の、これまでの熱い学びの様子をダイジェストでお伝えします。

■第1講:経営指針の策定と実践~社長の「代弁者」としての覚悟

研修のキックオフとなる第1講では、幹部社員の根本的な役割を再定義しました。幹部は単なる現場責任者ではなく、社長の人生や会社の歴史を深く理解し、その想いを現場へ伝える「代弁者」であるべきことが強調されました。また、時代が変わっても守るべき「不易(理念)」と、変化に合わせて変えるべき「流行(戦略)」を見極めるコンセプチュアル・スキルの重要性を学びました。

■第2講:経営計画~「1歩・1秒・1円」に込める責任

第2講では、具体的な数値に基づく管理と現場規律に焦点が当てられました。「計画は社員の賃金支払い能力を保障するためにある」という住岡氏の言葉は、多くの受講生の身を引き締めました。「1時間あたり4500円の付加価値」という具体的な数値目標や、現場のわずかな無駄をコストと捉える「1歩・1秒・1円」の意識、そして規律を維持するための「見逃し三振(ルール違反の放置)の禁止」など、実践的な管理手法が共有されました。

■第3講:経営戦略~勇気を持って「やらないこと」を決める

戦略の本質が「選択と集中」にあることを学んだ第3講。デイ・リンク社の赤字からの脱却事例を通じ、限られた経営資源をどこに投じるかの判断基準を深掘りしました。顧客アンケートから「誰のため、どこを追求するか」という物差しを一本化し、「全部の売場を主役にしない」「人が張り付く売り方はやらない」といった「やらないこと」の決断が、組織の崩壊を防ぎ、黒字化への転機となることを学びました。

■第4講:経営理念~迷った時の絶対的な「ルールブック」

第4講では、経営理念を「飾っておくもの」から「現場で活用するツール」へと昇華させました。理念は社長よりも上位にある絶対的な「社内ルールブック」であり、幹部にとっては理不尽な指示から身を守る「盾」となり、部下を導く「武器」となります。特にマルコシ社の「損得より善悪」という価値基準に基づき、30年前の施工ミスを自社負担で修理した誠実な対応例は、理念経営の真髄として受講生の心に深く刻まれました。

■討論と交流~経営者と幹部の「ベクトル合わせ」

各講義後のグループ討論では、経営者と幹部社員が膝を突き合わせ、「自社の強み・弱み」や「理念はなぜ必要か」について本音で語り合いました。単に経営者の考えに同化するのではなく、対話を通じて「同じ言葉で語り、同じ基準で迷い、同じ優先順位で動く」という組織の一体感を醸成する貴重な場となりました。
研修はいよいよ最終回、2月の第5講「幸せに生きる」へと向かいます。これまでの学びを統合し、会社の発展と社員の幸福をいかに両立させるか。幹部社員たちの挑戦は続きます。