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2026.02.25

令和8年広島東支部新年互礼会「共存共栄~同友会の使い方~」

開催日時:
2026/01/22(木)
会場:
リーガロイヤルホテル広島
人数:
123名
報告者:
(株)コダマ製作所 代表取締役  児玉 雅人 氏((一社)京都中小企業家同友会 代表理事)
文責者:
事務局 橋詰

■自己紹介・会社概要

私たちは屋外広告業および広告代理業、いわゆる看板屋を営んでいます。就職を機に京都を出たのですが、創業者である父親の病をきっかけに、1994年に京都の㈱コダマ製作所へ入社しました。
 同友会へ入会したきっかけは、展示会で出会った同友会会員に「経営環境を改善したいと思わないか」と、声をかけられたことでした。看板工事は工事現場でもその他雑工事扱いで、私は業種として確立できてないと不満を抱えていました。業界の課題解決につながるかもしれないと思い、2002年に入会しました。入会後は先輩から「同友会の学びは、自分で選び取るバイキング形式。漢方薬のように徐々に効いてくるから続けること」と教わり、積極的に例会へ参加しました。

■外部環境の激変に、連携協定で立ち向かう

2006年、私の社長就任と同時期に京都市新景観政策の素案が公表されましたが、看板業界はまさに寝耳に水。政策は、京都の景観を守るために、屋上看板の禁止や色・大きさを規制するものでした。ですが、世論は賛成一色。私たちは条例の課題を議員に訴えましたが、全会一致で可決してしまいます。
2007年に正式に施行されるや否や、行政にまで混乱が生じました。業界は条例を守る・守らない派に分裂。そんな中で、私は業界団体の理事長就任を打診され、業界のリーダーとして施行された政策を守ろうと、責任と覚悟を持って引き受けました。行政との関係づくりは、「あてにし、あてにされる関係」構築で、まさしく同友会運動を通して学んだことでした。
行政と良い関係を築くことができ、業界の地位も向上しました。さらに、2014年に京都市と業界団体で、2022年には京都府全域と業界団体で連携協定を締結することができました。

■地域課題解決の主体者は中小企業

同友会で学び続ける意義とは、各業界のリーダーとして地域の核となることにあります。同友会理念を持って行動する企業家が業界に集うことは、地域の核となる人が揃うということです。つまり、地域課題に対し、業界として早く動くことができるのです。
また、同友会理念に基づく経営者が連携するということは、それぞれの強みを生かした事業を創出できるということであり、地域課題を解決する近道になります。私たちこそ「国民や地域と共に歩む中小企業」という自覚を持ち、地域課題解決の主体者になっていかなければならないと思います。

■競争から共存・共栄へ

コロナ禍で、弊社は中小企業の支援をしたいと考え、新規事業としてデジタルサイネージの設置・運営管理事業を始めました。その頃、同友会会員の3社が同じく中小企業を支援する新規事業を開拓しており、それぞれの強みを活かして協力すれば、もっと早く、大きなことができるのではないかと考え、2022年に4社で『(一社)みやこad』を設立しました。約2ヶ月に1回勉強会を開催し、各々課題を持ち寄り、解決方法を検討します。その場の仲間だけではできない時は、他の同友会の仲間を呼んできて、解決に向けて動きます。競い合う競争から、志を共にする共創に発想を転換し、課題解決に取り組んでいます。

■地域の核となるリーダーをめざそう

本田宗一郎氏(本田技研工業 創業者)は、次の通り述べています。『可能性は無限大(チャンスを掴むにはチャレンジ)“失敗することを恐れるより、何もしないことを恐れろ”』。主体者意識を持って、結果はどうあれ何事にも積極的に挑戦してきたことが、会社を維持することにつながったと思っています。
良い経営者、良い会社が多く育てば、地域が良くなります。地域や同友会を活気づかせる原動力には若い力も必要だと感じていますし、私自身、同友会を通して実践事例を身近で学び、伝えることが非常に大事だと思っています。
ここで共に学ぶ仲間とともに、個々に地域の核となるリーダーをめざしましょう。

<会社概要>

(株)コダマ製作所
創業:昭和38年10月 
資本金:1,100万円
従業員数:11名
事業内容:屋外・屋内広告物の企画・設計・製作・施工 / 各種店舗の改装
https://www.kdmsign.jp/