尾道支部2 月新会員オリエンテーション「同友会に入ってよかったこと」
- 開催日時:
- 2026/02/13(金)
- 会場:
- :尾道市役所 多目的スペース
- 人数:
- 22名
- 報告者:
- オノミチファッションワークス 代表 吉田 さちえ 氏
- 文責者:
- プーカ(株) 岡本 茂久

去年の今頃、まさにこの新会員オリエンテーションの場で、私が報告者としてお話しさせていただいたのですが、実はその時の会場に、今回の報告者である吉田さんがいらっしゃっていたんですよね。今回はすっかり逆の立場になり、私が吉田さんのご報告を聞く側になったということで、人と人との繋がりや巡り合わせという、なんだかとても感慨深いご縁を感じながらのスタートとなりました。
今回の報告者である吉田さんは、ご自身のこれまでの歩みをとても上手に、そして堂々と自信を持って語られていました。お話しされるスピードや間合いが絶妙で非常に聞きやすく、何より言葉の端々にリアルな感情がこもっていて、時々笑いを交えながらの波乱万丈な人生のストーリーに、会場全体がぐいぐいと引き込まれていきました。
個人的に一番驚いたのは、あんなにもおしゃれでバイタリティ溢れる吉田さんが、学生時代は「アニメオタク」だったという意外な一面です。イラストを描いていた延長で服のデザイン画を描き、見事にコンクールでグランプリを受賞。そこからファッションの力に目覚めて上京されたというエピソードは、まるでドラマのようでした。しかし、アパレル業界での過酷な労働環境やコロナ禍での葛藤を経て、会社を辞めてご家族で尾道へ移住。最初はツテも資金も何もないゼロの状態で、海を見つめる無職の期間もあったという赤裸々なお話には、とても親近感が湧きました。
そこから再び服作りの喜びに出会い、間借り営業を始められます。ある日、そのお店の入り口に足場が組まれてしまうハプニングが起きるのですが、なんとそれがきっかけでコアブリッジの坂口さんとご縁が繋がります。同友会と出会い、ゼロから経営を学んで道を切り拓いていくプロセスはまさに圧巻でした。

世の中の「大きな物語」に流されるのではなく、私たち中小企業がそれぞれの思いを抱えながら「小さな物語」を紡いでいくんだというお話や、夜遅くまで明かりが点いている同友会の仲間の姿に励まされるというエピソードには、すっかり胸が熱くなりました。

また、司会進行の九十九さんについても触れておきたいです。全体を通してとてもスムーズだったのですが、途中で少し言葉に詰まるシーンがありました。「あんなベテランの九十九さんでも緊張されるんだな」と少しホッとしたのですが、その飾らない人間味が、結果的に新会員の皆さんのガチガチな緊張を解きほぐしてリラックスさせる良いスパイスになっていたように思います。(もしかすると、場を和ませるための九十九さんの高度な戦略だったのかもしれませんね!)
報告後の新会員の皆さん(Rei Photo 小林さん、タカオフラワーブティック 高尾さん、特定非営利活動法人 西日本アニマルアシスト 箱崎さん、尾道スッポン 出水さん、笹井縫製(有) 佐原さん、amito(同) 永禮さん)のコメントも、とても印象的でした。
皆さん一様に、ゼロから行動を起こした吉田さんの姿に強い勇気をもらっている様子でした。自社の明確なビジョン策定や、自分に本当に合う顧客層との出会い、事業の生き残りや社会課題の解決など、それぞれの抱える悩みや夢に対して率直に自己開示されていました。この同友会という場で共に学び、成長していこうとする前向きな熱量がひしひしと伝わってくる、本当に素晴らしい時間でした。