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2026.03.23

県地域共生委員会 共に生きる地域づくりフォーラム2026「障害者問題から地域共生へ多様化する雇用形態を知り、人を生かす経営を前に進めよう!」

開催日時:
2026/02/14(土)
会場:
東広島商工会議所
人数:
74名
報告者:
パネリスト:NPO法人フェアスタートサポート 代表理事 永岡 鉄平 氏(神奈川同友会)、(株)トモエ 代表取締役 髙丸 和志 氏(広島北支部)
文責者:
事務局 本田

■永岡氏 報告要旨

児童養護施設は全国600カ所あり、約22,000人の子どもが暮らしています。養護施設出身者の大学中退率や離職率は高く、自己肯定感の低さや職業の知識、労働に対する想像力の乏しさが要因と言われています。
ここで大きな力になるのが中小企業です。当法人では子どもたちを様々な企業に連れていきます。地域の企業や仕事を知ることは職業や仕事観の育成につながり、頑張った時に褒めてもらえることで自己肯定感が上がります。児童養護施設退所者の1年以内の離職率が43%なのに対し、当法人が関わった若者の離職率は19%です。最近の人手不足で養護施設に求人票が届くこともありますが、職員は本当に子どもたちに合う会社なのか判断できません。また、養護施設で育った若者は、社会に出て失敗をしても家族からのフォローを得づらい環境にいます。

そこで地域の人に支えてもらっている実感や経験があれば、離職率は下げられると思うのです。私はどんな環境で育ってもすべての若者が自分らしく「はたらく」を実現できる社会にしたいと考えています。

■高丸氏 報告要旨

当社は広島市内で祖父が創業し、私で3代目です。私の幼少期から聴覚や精神・知的など様々な障害を持った社員が働いていて、中でも聴覚障害を持った社員さんは私が28歳で入社した時も働いてくれていました。
 2017年には就労継続支援A型作業所「おりづる福祉会」を本社の3階に開所しました。ここでは障害を持つ利用者さんがお菓子の箱を組み立てたり、指示書を見ながらチラシを印刷したりしています。就業時間は9時から17時の間で、自分に合った5時間の実働時間を選べるようにしています。これまでにおりづる福祉会から4名採用し、現在1名が働いています。地域共生社会の実現に向けた「壁」は、障害者雇用を始めとした問題がまだまだ知られていないことだと思います。もっと求職者と企業の接点が増えれば、世の中も変わってくるのではないでしょうか。

〈各社概要〉
NPO法人フェアスタートサポート 
設立:2013年 事業概要:児童養護施設等の子ども・若者達への就労支援
https://fair-start.co.jp/
(株)トモエ 
設立1958年 資本金1,200万円 従業員数13名 事業概要:紙器の企画制作、製造
http://tommoe.co.jp/