調査研究News

回答数五割増しで、より正確な状況を確認~環境経営アンケート2018

■概要

 9月3日から30日まで6回目となる環境経営アンケートを行いました。本年度は昨年比で五割増しとなる311名の方に回答をいただきました。回答率は12.1%でした。ご協力ありがとうございました。
 回答者は製造業と情報・流通業で倍増しています。また回答者の平均従業員数は22.4名と、ほぼ全会員平均と一致しており、より実態に近いものになっていると思われます。

■はっきりしてきた目的意識

 環境経営への取り組みの動機は、これまで通り1位が「地球環境保全への協力」、2位が「経費削減」になっています。「経費削減」が全体で八ポイント増えており、目的意識がはっきりしてきているようです。
 新たに加えた「サスティナブルの視点」での自社事業の検討は、全体で16ポイント。建設業が25ポイントと高く、サービス業が11ポイントで最低でした。取り組みや結果確認の容易さが業種間格差につながっているようです。

■進む省力化

 製造業では「生産工程時間の短縮」が11ポイント増になっています。また、ペーパーレス化も全体で5ポイント増えました。逆に「空調の適温化」は11ポイント下がっています。建設業で「断熱・遮熱」の導入が伸びていますので、最近の異常気象が関係しているという見方もできます。

■進まないアウトプット関係

 事業のインプット項目では企業の取り組みが見えるものの、アウトプット関係では、取り組みが停滞しています。
 例えば、「再利用またはリサイクルしやすい製品を優先的に購入」では、建設業以外は15ポイント以上の減になっています。「簡易包装のものの優先購入」では、製造業以外ですべて10ポイント以上の減になっています。また、グリーン購入などの項目も広がっていません。

■まず視点づくりから

 「経営理念で地球環境問題に触れる」が若干増加しています。まずは企業の社会的な使命として、SDGsの視点を全社的に共有することが大事だと思われます。また、アンケートの各項目は、企業で取り組む項目の一覧でもあります。回答をすると同時に、参考にして頂ければ幸いです。

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