同友ひろしま/2020年/11月/News

コロナ禍でもできる! 同友会らしさを凝縮 新入社員対象のオンライン研修

 コロナ禍で半年遅れた新入社員対象の研修が10月8日、福山エリア(14社25名)、10月28日、広島エリア(15社45名)で開催されました。
 4月に予定していた新入社員研修が中止となり、「一度しかない新入社員の研修をなんとか受けさせてあげたい」との思いから今回の実施となりました。社員教育委員会では開催直前まで集合研修を模索しましたが、新型コロナ感染症の収束が見られないことから初のオンラインに踏み切りました。
 同友会らしさを凝縮して、いまできる限りのことをやりきった研修となりました。以下、各エリアの研修の模様を紹介します。

全員発表でアウトプット フォロー研修(福山エリア)

 福山で開催された新入社員フォロー研修は、3部構成のカリキュラムとなりました。
 1つ目は、研修生一人ひとりがこの半年を振り返って学んだ事や困ったことなどを発表しました。2つ目は、「マナーとは?」をテーマに、日鐵鋼業㈱の能登社長になぜマナーが必要なのか、そもそもの部分をお話しいただきました。3つ目は、昨年の新入社員研修を受けた先輩社員2名(㈱タカハシ・平和建設㈱)から後輩に向けてメッセージをお話しいただきました。
 研修の最後は、明日からどう仕事に取り組んでいくかを1人ひとり発表しました。「他社の社員さんの仕事の悩みに共感した。自分だけじゃないと思った」「マナーは社内研修でも教わったが、形だけでなく、心のこもったマナーを身につけたい」「メモを取って終わりではなく、自分の中に落とし込むために整理する」「なんとなく仕事をするのではなく、目標をもって仕事をする」など感想がありました。
 例年であれば一日かけて集合で開催するフォロー研修を、オンラインという異なる環境で、いかにして実りあるものにするか、実行委員会では頭を悩ませました。結果的には新入社員にとって学びある研修とすることができました。
 次はこの同期で直接、対面できる機会を作りたいという思いを抱き研修を終えました。

歯磨き笑顔あふれる モチベーションアップ研修 (広島エリア)

 広島でのモチベーションアップ研修は、①マナーとコミュニケーション・六ヶ月の振り返り、②何のために働くの?私の人生目標の二つのカリキュラムで進行しました。
 各カリキュラムは通常より大幅な短縮版になりましたが、参加型の研修になるように、講師と担当スタッフ(経営者)の問題提起から、Zoomのブレイクアウトルームを活用して少人数のグループワークを行いました。お互いの表情や反応が見えるようにマスクを外し、グループスタッフの進行のもと、和やかな笑顔がみられるグループワークとなりました。

 カリキュラムの最後には、色紙に書いた1年後の私の決意を見せながら発表し、お互いの目標を応援し合いました。
 研修生の感想は、「実際に沢山の同期と会って刺激を得て、自己成長につなげて行きたいと思った。また機会があれば、一年後に振り返れると面白いと思う」、「半年後の皆の様子を見ることができ、自分は社会人として意識や振舞いがどうだろうかと振り返る良い機会になった。体験談を話された先輩社員のように、一年後は頼りになる先輩になれるよう、日々業務を通じて頑張ります」など、自ら気づきや学びを得てモチベーションを高めた研修となりました。 

広島県中小企業家同友会

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