活動レポート/2019年/1月/News

選択肢が増えた事業承継~もめない為の知識と準備~福山支部D地区会


 
 D地区12月例会は、㈲池永会計事務所 池永章氏を講師としてお招きし、事業承継をテーマにご講演いただきました。
 近年、子を中心とする親族内承継が困難となり、中小企業の事業承継の形態が多様化し親族外承継が増加してきている事情について、先生が関わってこられた事例をご紹介いただきながら分かりやすくご説明いただきました。驚いたのは、ここ5年ほどで子への承継と親族以外の幹部社員への承継の割合が同じになっている事でした。他にも企業買収(M&A)下請け企業の跡継ぎ不足による引継ぎ、第二の人生のために50・60代で企業を売却するなど、多様化した事業承継についてお話しいただきました。
 親子で経営を引き継ぐのが一番理想的、どのタイミングで引き継ぐか、継いで欲しいのであれば早めに伝えるなどしっかりコミュニケーションをとることが大切と話されていたのが印象的でした。親から子への承継において親子の確執問題が多くの場合あり、事業不振を『親が悪い』と言っている間はまだまだ。確執を解決出来るのは後継者であり、自分から変化しなくてはならないというお話は自分自身に当てはまる部分でもあり、後継者である自分が変わらないといけないと改めて痛感しました。
 後半は事業承継税制についてお話しいただきました。事業承継税制で5年以内の計画届出、10年間の特例措置として要件の緩和を含む抜本的な拡充が行われることとなった今回の制度改正について、税金や手続き、制度の全体像などわかりやすくご説明いただきました。要件を満たし続けることで課税負担なく事業承継を行うことができる納税猶予特例で、自己資金が5,000万円を超える会社は活用した方がメリットは大きい。
 しかし、様々な要件を満たし続けなくてはならないという懸念点もあり、計画性が重要であると学びました。池永先生のお話は非常にわかりやすく、楽しく勉強させていただきました。ありがとうございました。

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