「仕事の工夫は財産だ!~小さな企業の知恵をつなぐ場づくり~」福山支部K地区会
- 開催日時:
- 2025/05/21(水)
- 会場:
- 同友会福山事務所
- 人数:
- 14名
- 報告者:
- (有)ハローホーム 豊田 隆宏 氏
- 文責者:
- (株)シンエイ 荻原 光雄
現在の経済状況は、明るい業界より、暗い業界の方が多いのでは無いでしょうか。特に、地元福山では過去24年間で出生率が大幅に減少しており、内需の縮小が顕著に表れているとの事。
また先日のJFE高炉停止報道などは、非常に大きな話題であり、中小の下請け企業に対する影響は少なくないのではないでしょうか。世界的には関税問題もインパクトがあり、自動車に関連する製品のすそ野の広さから、様々な業界に影響が出始めています。
そのような厳しい経済状況の中にあって、我々中小企業がとるべき対策の一つが今回のテーマでもあります、『仕事の工夫』ではないでしょうか。

大企業と違い経営資源に限りがある中小企業では、その僅かな資源を無駄なく、効率よく活用する事で活路を見出し、生き残っていかなければなりません。その為には経営指針の作成及び社員への周知徹底を行い、自社の向かうべき方向へ社員と一緒に向かうという社風が必要ではないか。そして適材適所の見極めを行い、不得意な作業や業務に関しては、思い切って外注する事で社内の業務効率が改善するのではないか。折角こうして集まる仲間がいるので、定期的な情報交換を行う事により、違った視点からの気づきがあるのではないか。など様々な意見が出ました。

ワークでは、各社の業務内容を細分化して、自社で行うべき仕事と外注が活用できる仕事の洗い出しを行い、『電話転送サービス』や『作業チームの編成による作業毎の効率改善案』『情報共有ツールの構築で社内情報の伝達スピードアップ』など各社での事例を発表してもらいました。何か新しい事を実践するには少なからずハードルがありますが、それを越えるには経営者の決断が必要であり、その為の小さな勇気が必要なのでなないでしょうか。