去る3月2日、同友会呉事務所にて、政策委員会勉強会「呉(広島)の地域資源を活かした観光を考える」と題し、ひろぎん経済研究所 常務理事 谷口康雄氏に、ご講演頂きました。
まず、日本の観光動向に関して「外国人旅行者は現在年間2,000万人規模で、2020年の目標値を4,000万人としている」「旅行の同行者の推移は、ここ近年は家族や友人・知人が殆どである」。
広島県の観光動向に関して「全国ではアジアの観光客が多いが、県では欧米が多い」「フランスからは宮島、台湾からは、しまなみ海道でのサイクリング客が多い」「大崎上島町や江田島市は、民泊の効果があり宿泊率が高い」。
呉市の観光振興については、「県まで来る人を如何に呉まで呼べるか」「戦艦大和を戦争イメージではなく、プラモデルの発想で」「地元でしかない食文化を活かし、外部へ宣伝をしていく」「コトづくりをお客さんへ提供する。またそれをお客さんが醸成する」「街並み(旧跡も含め)の素晴らしい場所が多くあり、これらを前面に」。「観光から感交へ。協会などに頼るだけでなく、市民や我々が行動する必要がある」。
詳しい情報とデータを基に、とても分かり易いご講演でした。また、講師である谷口氏の呉の観光に対する強い思い入れが感じられ、呉の良さ・強みとは何かを改めて考える貴重な機会になりました。
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