県経営労働委員会（錫木健一委員長）は、事業承継が中小企業の大きな課題になっていることから、広島同友会と連協協定を結んでいる広島信用金庫さんの力を借りて、事業承継セミナーを四回にわたって行います。
第１回は７月２８日に開催、「そもそも事業承継とは？～事業承継の基本」を学びました。講師は、広島信用金庫のお客様サポート部、金融サポート室の宍戸雅幸氏。宍戸氏は最初に、自身の仕事で経験した事業承継がうまくいっていない事例を紹介、準備とコミュニケーションが大切なことを強調しながら、対策のすすめ方や選択肢、方法やそのポイントなどを説明していきました。
グループ討論では、親族外の継承を考えたり実行中の参加者の事例も多く出され、「候補者に断られた」たり「候補者が複数いて決めかねている」事例などの悩みが寄せられていました。また、候補者に「経営者のやりがいをどう伝えていくのかが大切」などの意見も出されていました。
第２講は９月２９日、テーマは「事業承継で妨げとなる資産や負債の承継について」です。ご関心のある方は事務局までお問いあわせ下さい。席が空いていれば参加も可能です。
