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「社会変化」と「教育改革」 ~経営とは社会変化予測にほかならない!~広島西支部佐伯地区会

 この度の4月例会では、現在、広島で塾を数店舗経営されておられる、広島私塾連盟特別顧問、全日本私塾教育ネットワークス副理事長、郷土歴史家など、多彩なお顔をお持ちで、FMはつかいちラジオパーソナリティなどを努めておられます、学習共同体 河浜塾 代表取締役会長 河浜一也先生に「社会変化と教育改革」と題して、お話を頂きました。
 冒頭に、「経営とは社会変化予測にほかならない」とのお言葉から、昨今の社会変化に伴い、我々の身の回りも以前とは比べ、目まぐるしく変わりつつあると。最近では大手企業では「人口知能(AI)」を活用した業務の効率化で、社員を3割近く削減するとの発表した会社や、「ハウステンボス」のホテルで、ロボットが受付業務をスタートしたり、郵便局では、2020年から仕分けなどのロボット化でこれも作業員が3割以上削減する見通しとの報道あったとこのこと。
 また、最近無くなった職業や、極端に少なくなった職業についてもお話され、経営者の仕事とは「的確にニーズをとらえ、経営に必要な投資(人・物・金)整え、未来を予測し、予測に基づいた舵を切る事である」と。そのために経営者は、徹底した情報集めとシミュレーションを実施する事が大事であるとのことでした。 続いて、昨今の社会変化に伴い、国は未来を担うこれからの子供たちの教育環境も劇的に変わりつつあるとのこと。これから数年後にも大学入試が大きく変わるそうです。例えば、数年後にも大学入試の出題が「知識や解法パターンの暗記」中心から、学んだ知識や技能を使って、問題を発見し解決に取り組むため、「思考力・判断力・表現力」中心とした入試へと改革されるとのこと。また、各大学の個別入試で、英語の試験が無くなる?との衝撃的なお話も。代わりに「英検・TOEIC」などを採用するらしいです。
 つまり、自分が希望する大学に入学したいのであれば高校3年までに、個別大学が指定した英語外部検定を受かっていないと、入試すら受けられないとのことでした。身近なところでは、2019年度から、公立小学校でも、小学5年生から英語教科が必須となるとのことです。
 いずれにしても、最大の変化はテストの問題の質がこれからは「思考力・表現力」中心となることであり、暗記中心では、大学入試も通用しない時代がもうすぐにやってくる。学校現場もすでに変わってきており、2年前からの高校入試では、思考力・表現力を中心とした記述問題がかなり多く出題されたとのこと。これにより、学校での中間期末テストも大きく変化してきているとのことでした。

 

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