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中小企業振興基本条例制定をめざして勉強会がスタート 福山支部条例プロジェクト

 皆さんは「中小企業振興基本条例」づくりに同友会が力を注いでいることをご存知でしょうか。福山支部では、2010年から「条例プロジェクト」を設置して、この問題にあたってきました。が、大きな進展を見ずに現在まで経過しています。
 府中市では2013年から15年まで勉強会を、市議、市職員、商工会議所の役員・職員などを巻き込んで行い、あわや制定か、と言うところまでこぎつけながら、停滞。ようやく市長さんが本腰を入れる決意をしたと聞いています。
 残念ながら福山市では市側の共感を得ることができずにいましたが、今回、市職員や商工会議所職員なども対象に含めた勉強会を立ち上げることができました。大きなポイントになったのは、県の振興基本条例が10月に可決された事。そして市の幹部の方の中に、理解者が現れたことです。
 私は、中小企業は雇用の面でも機能の面でも、大事な地域インフラだと思います。そして一つ一つの企業が、「ポッ」と光る企業になる。それが寄り集まって、素晴らしい地域をつくる。そのために、行政も、団体も、企業も市民も、それぞの役割を果たしていく。それを明示したものが、同友会のめざす「中小企業振興基本条例」だと考えています。ですから、条例を作ることが目的ではなく、そうした地域づくりに市のあらゆる人々が取り組むこと、そのためにきちんと学び、自分の事として地域問題を考えることこそ、ゴールだと思っています。そんな思いで始めた勉強会の第1回は、福山市の経済環境局長である市川紀幸氏に講師をお願いし、福山市の現状と、今後の経済政策のポイントについてお話をいただきました。また、福山市立大学の前山総一郎教授に助言者をお願いし、市民協働のまちづくりの視点から、討論への問題提起をいただきました。勉強会には市議8名、市職員2名、会議所職員2名も参加いただき、共に街づくりについて意見交換を行いました。
 今後は学校と企業の関係、企業の人育てと地域の問題、障害者問題、地域の経済団体問題などを取り上げ、さらに多くの方に参加を呼び掛けていくことにしています。
 ぜひ皆さんもご参加下さい。そして一緒に素晴らしい地域と企業づくりを考えましょう。

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