同友ひろしまNews

更新日2016.06.03

9.ちょっとした話 ①地球環境問題から新規事業(藤井製瓦工業㈱)②内閣府で報告(㈱オーザック岡崎氏)③第5回ぶちええ尾道~継続は力~

① 地球環境問題から新規事業
藤井製瓦工業㈱ 代表取締役 藤井孝浩氏(福山支部)
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藤井孝浩 氏

「地球環境委員会に入っていて良かったと思います」と語る藤井氏。同社は明治30年創業の瓦工事店。太陽光発電の設置なども手掛けています。
 ところが古い瓦やビニールシートの廃棄物が大量に出て困っていました。廃棄料は年に数百万円にも。そんな氏が二年前に福山支部の地球環境準備委員長に指名されます。委員会で情報を交換する中、古い瓦をチップにする施設があることを知り、昨年その機械を導入。チップ化した瓦を「テコラ」の名前で販売することになりました。設備導入費用の半額は助成金で賄いました。これまで取り組んできた古瓦のリユースも進め、廃棄料は大幅に削減されました。「地球環境という視点は、今後のビジネスのキーワードになりうると思います」と確かな手ごたえを感じているようです。(文責 事務局 橋本)

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「テコラ」活用例

 

② 内閣府「一億総活躍社会」の意見交換会で報告しました
㈱オーザック 岡崎瑞穂氏
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岡崎瑞穂 氏

 4月13日に内閣府主催の第8回一億総活躍社会に関する意見交換会で、 ㈱オーザック 専務取締役 岡崎瑞穂氏(県求人社員教育副委員長/福山支部)が長時間労働削減について報告を行いました。この会議は「一億総活躍社会国民会議」の情報収集の場として開催され、報告者3名のうち、中小企業からの報告者は岡崎氏のみでした。
 オーザックでは社内に職場改善委員会を設置し、会社全体で労働時間の削減に取り組んできました。機械の配置転換による待ち時間の短縮など、社員ならではの視点を活かした取り組みのほか、完全下請け部門の縮小もその活動の一環として実施してきました。その結果、平成19年から6年間の間で、残業時間63.8%のカットに成功しました。
 岡崎氏は、「長時間労働の削減は社員満足につながるとわかった。中小企業だからこそできることもたくさんあるし、早く成果も出せると感じた」と感想を寄せました。
 人を生かす経営の視点のもと、同社のような取り組みが全国に広まっていくことが期待されます。(文責 事務局 本田)

 

③ 第5回ぶちええ尾道~継続は力~

 3月13日(日)、尾道商業会議所記念館広場にて、「第五回ぶちええ尾道」が行われ、過去最多の1500名の来場者があり、無事終了しました。
 ぶちええ尾道は、「会員同士の絆づくり」・「同友会のPR」・「震災を風化させない」の三つを目的とし、同友会尾道支部の主催で、青年部会が中心となり、実行委員会を設けて実施しています。
 当日は、もちつき大会、ガーランド染め、お楽しみ抽選会、ミニ四駆体験のほか、会員企業がブースを出し、食べ物、飲物、物販、体験コーナーが所せましと並んでいました。同友会今治支部の会員さんの協賛もありました。
 当日集まった義援金は、「ベテランママの会」(東日本大震災以降、福島県南相馬市に暮らし続ける若いお母さんや子どもたち、そして高齢者のサポートをしようと急遽立ち上がった市民団体)に寄贈されました。
 ぶちええ尾道は来年も開催予定です。(文責 事務局 竹河内)

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